社労士試験や年金アドバイザー3級に役立つ語呂合わせを投稿します。
令和6年1月19日に発表された「令和6年度年金額」を語呂合わせで覚えましょう!
私が語呂合わせを考案しましたが、学習や研修等の場面でご自由にお使いください。
このスライドもご自由にお使いください。
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1.令和6年度年金額の上昇率


▼令和6年度年金額の上昇率
・物価上昇率→3.2%
・名目手取り賃金変動率→3.1%
・マクロ経済スライドによる調整で2.7%
→(物価や賃金の上昇分よりもらえる額は少ないという意味で)ミニ(3.2)サイ(3.1)ズな(2.7)

2.7の「2」→「ツー」から「ズ」と「7」の「な」という語呂合わせにしたのは少し無理やりですが、物価上昇率、名目手取り賃金変動率、改定率を覚えることができる語呂合わせとなりました。

以下、厚生労働省の発表資料より解説を引用します。
年金額は、物価変動率や名目手取り賃金変動率に応じて、毎年度改定を行う仕組みとなっています。物価変動率が名目手取り賃金変動率を上回る場合は、支え手である現役世代の方々の負担能力に応じた給付とする観点から、名目手取り賃金変動率を用いて改定することが法律で定められています。
このため、令和6年度の年金額は、名目手取り賃金変動率(3.1%)を用いて改定します。
また、令和6年度のマクロ経済スライドによる調整(▲0.4%)が行われます。
よって、令和6年度の年金額の改定率は、2.7%となります。


2.令和6年度年金額(月額)


・68歳以下の国民年金:月額68,000円
ロックなハーレー

・69歳以上の国民年金:月額67,808円
ロックな質屋(しちや)でおはよう

3.令和6年度年金額(年額)


・68歳以下の国民年金:年額816,000円
→年金に入(はい)ろう

余談ですが、国民年金は、原則として日本国内に住所のある20歳以上60歳未満の方すべてが、国籍に関係なく加入することになっています。
ただし、留学生の方で、住民登録をする際に年金の手続きはしない方もいることで、年金に入っていない方もいるのが現状です。

・69歳以上の国民年金:年額813,740円
母(はは)、遺産(いさん)なし

4.年金額について補足


新規裁定者とは、67歳以下の人のことで、新規に年金を受け取る人のことです。
一方で、既裁定者とは、68歳以上の人のことで、すでに年金を受給している人のことです。

令和5年度までは新規裁定者、既裁定者とも同じ年金額でしたが、令和5年度は物価変動率が2.5%、賃金の変動率は2.8%で、賃金変動率の方が高かったことにより、新規裁定者は賃金変動率をベースに、既裁定者は物価変動率をベースに年金額が決定されました。

このため、新規裁定者、既裁定者で年金額が異なっています。

なお、賃金変動率が物価変動率より低い場合は、新規裁定者、既裁定者とも賃金ベースで年金を決定することになっているため、令和4年度までは、新規裁定者、既裁定者とも同じ年金額でした。